オーストラリアでは会計年度が7月1日から翌年の6月30日締めとなっており、オーストラリアで収入があった人は必ずタックスリターンの申請手続きが必要となります。収入がない方でもTFN(タックスファイルナンバー)を持っている方は、Non-Lodgement Adviceを提出しタックスリターンが不要である旨を提出しましょう。
タックスリターンでは、「myGov」という政府のオンラインサービスを使用するので、タックスリターン申請時期の前に、myGovの準備をしておく必要があります。
タックスリターンについては以下の記事で解説していますので、参考にしてください。
myGovとは
オーストラリア政府が提供するオンラインポータルで、myGovから政府のサービスや情報へアクセスができます。オーストラリアの市民や居住者は納税申告、メディケア、センターリンク、子供のサポートなどの様々な政府サービスをオンラインで利用可能です。
留学生やワーキングホリデーの方は主にATO(Australian Taxation Office)とご自身のmyGovアカウントをリンクさせて、タックスリターンの申請を行うときに必要となります。
タックスリターン申請時期になるとご自身のmyGovのATOセクションに、申請リンクが貼られますのでそこから申請手続きを行います。
myGovアカウントの作り方の手順
※ 以下の画面キャプチャは 2023 年取得のものです。画面のデザインや年度表示は変わることがありますが、アカウント作成〜ATO リンクの手順の流れは 2026 年 8 月時点も同じです。
【STEP1】 myGov公式サイトから新規アカウントを作成します

【STEP2】「Emailで作成」を選択

【STEP3】 下の2つにチェックして、次へ

【STEP4】 Emailアドレスを入力して、次へ

【STEP5】 Emailアドレスに送られたコードを入力し、次へ

【STEP6】 携帯番号を入力し、次へ

【STEP7】 パスワードを決めて、2回入力し、次へ

【STEP8】サインインのときの追加認証(多要素認証)を設定します
秘密の質問と答えだけでもmyGovのアカウントは作れますが、ATOを利用するには秘密の質問では認証の強さが足りません。パスキー、myGovアプリ、SMSコードのいずれかを設定してください。

【STEP9】ご自身のユーザーネームとメールアドレス(ログインする際にどちらでも使用可能)を確認し、次へ

お疲れ様でした、アカウント作成は完了です。ホーム画面の「Profile」から住所や電話番号などの個人情報を更新できますので、時間があるときに完成させましょう。
myGovアカウントとATOをリンクさせる方法
タックスリターンをご自身で行うためには、myGovとATO(Australian Taxation Office)をリンクさせる必要がございます。
その他にも、ATOとリンクさせることで以下のことがオンラインで確認できるようになります。
- Superannuationの金額を確認する
- PAYG Summaryを確認する
注)初めてタックスリターンの申請をする方は下の「ATOとのリンクが上手くできない、初めて申請する方のための方法」をご参照ください。
なお、政府のデジタルIDアプリmyGovIDは「myID」に名称が変わりました(機能は同じものです)。myIDをStandard以上の強度で設定しておくと、ATOのリンクがより簡単になります。設定していない場合は、次の手順で本人確認の質問に答える形になります。
【STEP1】ホーム画面の「View and link services」を開きます

【STEP2】一覧の「Australian Taxation Office」の横にある「Link」を選びます

【STEP3】 下までスクロールし、次へ

【STEP4】 ご自身の名前と誕生日が合っているか確認、個人情報を入力

【STEP5】 下記選択肢から2つ選択し、情報を入力
- Superannuation account details:スーパーアニュエイション口座の詳細情報
- Bank account details:銀行口座の詳細情報
- Notice of assessment:過去にタックスリターンを申請した際の記録
- PAYG payment summary:雇用主から発行される源泉徴収票

これで、ご自身のmyGovとATOがリンクされたので、タックスリターンを行う準備は完了です。
ATOとのリンクが上手くできない、初めて申請する方のための方法
先ほどご説明した方法の[STEP5]で入力する情報が不足している、初めての申請でATOにご自身の情報がないために、myGovとATOをリンクできない方もいらっしゃいます。
その場合はLinking Codeを発行してもらい、そのコードを入力してATOとリンクさせる必要があります。以下の番号に電話をかけて、Linking Codeを取得します。
13 28 61
その際に本人確認のための質問がいくつかありますので、準備しておきましょう。
- 名前
- 生年月日
- TFN(タックスファイルナンバー)
- パスポート番号
- 住所 など
リンキングコードは読み上げてもらえますが、心配な方はテキストメッセージでも送ってもらえますので安心です。
英語に自信がない方は通訳サービスを使いましょう
ATOに電話をかけたけど英語が分からなかった、英語での電話は苦手など英語力に不安がある方は日本語通訳サービスを利用すこともできます。
131450
まず初めにどの言語を希望するかを英語で聞かれるため、「Japanese Please」と伝えましょう。
日本人の通訳者と繋がりますので、リンキングコードをもらうためにATOに電話をかけたい旨を伝えると、通訳者がATOへと繋いでくれます。
ATOとつながりましたら、あとは全て通訳してくれますので、上記に記述した内容(名前・生年月日など)を日本語で伝え通訳してもらいましょう。
タックスリターンはオンラインで簡単にできます
リンキングコードを取得しmyGovとATOのリンクが無事にできましたら、いよいよタックスリターンの準備が完了ですので、ご自身で申請を行う場合はオンラインで行ってきます。
注意点
毎年10月31日がタックスリターンの申請期限となっていますので、忘れずに手続きしましょう。また、Linking Codeを利用してmyGovとATOをリンクさせる場合、コードは24時間のみ有効となりますので、注意してください。
この記事は2026年8月時点の情報です。税率・申請期限・画面の名称は毎年7月に見直されるため、最新の内容はATO(ato.gov.au)でご確認ください。