オーストラリアでお仕事をされている方はTFN(Tax File Number)やABN(Australian Business Number)を使用しており、一年に一度タックスリターン(確定申告)を申請する必要があります。
毎年7月1日から10月31日までがタックスリターンの申請時期になりますので、タックスリターンをオンラインで簡単に行う方法を詳しくご説明します。
タックスリターンとはオーストラリアで働いている人が毎年行う確定申告のことで、TFNを持っている方は全員行う必要があります。
基本的には給与からすでに税金(Tax)が差し引かれて、手取り額となるのでタックスリターンを行うことで、納税した額が基準よりも多い場合は返還され、基準より少ない場合は追加で支払う必要があります。
こちらの記事でもタックスリターンについて詳しく説明していますので、参照してください。
Mygovアカウントを持っていない、ATO(Australian Taxalation Office)とMygovをリンクさせていない方は、まず先にアカウントを作成しATOとリンクさせる必要があります。オーストラリアの政府サイトMygovからオンラインで簡単に行えます。
こちらの記事で手順を詳しく解説していますので、参考にしてください。
ご自身でタックスリターンの申請を行う際に必要なものは以下になりますので、準備してから行いましょう。
オーストラリア国内の銀行利息や不動産など勤務先の給与以外で収入がある場合は、それらの収入を証明する書類もタックスリターンに備えて必要となります。
タックスリターンの申請自体は非常に簡単ですので、15〜20分程度で完了できます。では実際にやっていきましょう。
【Mygovサイトを開き、サインインする】
【emailアドレスとパスワードを入力】
【テキストメッセージで入力コードが送られてくるため入力】
【Mygovホーム画面で下のAustralian Taxalation Officeを選択】
【2023 Tax returnの欄のPrepareをクリック】
【1から4のステップを指示通りに進めていきます、スクロールダウンしましょう】
【メールアドレス、電話番号、住所を確認、変更がある場合はEditをクリックして変更】
【ご自身のお給料が振り込まれている口座情報を入力】
【2022年7月から2023年6月まで居住者かどうかを選択、6ヶ月以上オーストラリアに滞在している方はYES】
オーストラリアでは居住者(Resident)、非居住者(Foreign Resident)かワーキングホリデーで税率が変わります。
学生ビザで半年以上のコースを申し込んでいる方はResidenceのためYES、半年以下はForeign Residence扱いのためNOとなります。ワーキングホリデーの方は青色のresdency status purpouseをクリックして下さい。
【residency status for tax purposesをクリックすると、以下の画面になるので、ワーキングホリデーの方はYESを選択】
【ご自身の状況に合ったものを選択】
レストランやファームでTFNで働いている方は、一番上の[You received salary, wages〜]を選択しましょう。
ABNで働いている方は[You were a sole trader〜]を選択します。
【記載されている内容を確認し、Add/Editをクリック】
【働いている会社の名前、ABN、給料明細に記載されている税金総額、総収入額を入力】
【どのようにタックスリターンの申請をしたかを選択、今後もタックスリターンを申請する予定がある方はYESを選択】
Calculateをクリックすると大体のタックスリターンの額が表示されますので、確認して完了します。ATOから申請した際のレシートがメールで送られてきますので、保存しましょう。
ATOでの手続きが完了するまでに2週間ほどかかり、完了した際はATOからご自身が登録したメールアドレスかテキストメッセージにて連絡が来ますので、メールを確認し、ご自身の口座に返金があったかも確認しましょう。
もし途中で分からないことがあれば、MygovではLiveチャットがありますので、チャットしながら進めていくことも可能です。
ABNで働いていて申請が複雑な方や、ご自身で行うのが面倒な方は税理士さんにお任せすることも可能です。オーストラリアには日本語対応の税理士さんがおり、50ドルから100ドル程度でお任せすることも可能なので、ご自身に合った方法を選びましょう。