EPA進学英語準備コースとは、
の略で、オーストラリアの専門学校・大学への進学をする際に現段階で英語力が足りず、大学入学許可が難しい人が大学へ入る為の準備に通うコースです。
EAPには主に2〜3つのレベルで分けられる事が一般的です。
EPA進学英語準備コースでは特に「スピーキング」「ライティング」「リスニング」に重点を置いて進められます。
オーストラリアの教育制度は、基本的にはイギリス型が採用されています。
日本では6歳から12歳が初等教育、13歳~15歳が中等教育、そして16歳~18歳が高等教育の「6・3・3制」ですが、オーストラリアでは「Year1~12」の学年性制です。
初等教育(Primary School)と中等教育(Secondary School)の2つに分けられます。
日本では6歳から15歳までの9年間が義務教育ですが、オーストラリアではYear10年(日本の高校1年生にあたる)までが義務教育となります。
Year11・12は、大学進学の為の準備期間としています。
国 | 初等教育 | 中等教育 | 高等教育 | |
---|---|---|---|---|
オーストラリア | Year1~6 | Year7~10 | Year11・12 | 該当なし |
日本 | 6歳~12歳 | 13歳~15歳 | 16歳~18歳 |
大学で学ぶ期間の年数も異なっています。
日本の大学は4年制がほとんどですが、オーストラリアでは3年制が一般的です。
※学科によっては就学内容が多く4年になる事もございます。
大きな違いとして、日本の大学の1年時は「一般教養」の履修が一般的ですが、オーストラリアでは入学後すぐに「専門課程」を履修します。
では、オーストラリアでは「一般教養」は勉強しないのかというとそうではありません、Year11・12のSenior Secondary時に一般身教養を身につけます。
Year11・12の2年間は、大学進学の為の準備期間となり、学校では大学の授業で必要になる論文の作り方やポイント、グループワークなどを学びます。
その為、オーストラリアの大学では入学後すぐに「専門課程」を履修する事になります。
EAPコース・ファンデーションコースを利用して進学をする場合
※全ての大学がファンデーションが必須という訳ではございません。
日本での学歴と入学条件などによってケースバイケースとなりますので、留学エージェントにご相談ください。
英語レベル | 進学の流れ |
---|---|
英語初心者 | 1:語学学校 2:EAPコース/ファンデーションコース 3:大学本科コース |
英語中級レベル | 1:EAPコース/ファンデーションコース 2:大学本科コース ※英語力がEAPコース/ファンデーションコースの入学レベルを満たしているか事前にテストがございます。 |
英語上級レベル | 1:ファンデーションコース 2:大学本科コース |
英語力により方法が異なりますのでレベル別に説明していきます。
英語力に自信が全く無い人は、まずは語学学校から始めるといいでしょう。
オーストラリアには、各都市に語学学校が存在し日本でも語学留学先に人気のエリアです。
各学校では5~6のレベルに分かれ授業をしていますので、英語力を伸ばすには最適な環境が整っています。
語学学校である程度英語力をつけその後、EPA 進学準備コースを受講し、(*ファウンデーションコース)を経て大学というルートが一般的です。
※場合によってファンデーションコースが必要ない場合もございます。留学エージェントにご相談ください。
EAPコース(進学英語準備コース)とファンデーションコース(大学準備コース)がよく混同される事が多いですが、全く別物となります。
ファンデーションコースとは、これまでの「学歴」が入学条件に満たしていない場合に、満たす為に必須とされるコースです。
EAP進学英語準備コースとの違いは、より大学に近い授業形態・環境での授業を行います。
大学の授業や生活の中で必要となるアカデミック英語を身につけたり、入学後に必要なスキルを得られるスクールです。
高校卒業からオーストラリアに留学するには、ファウンデーションコースを受講し、その後大学進学となります。
入学するには、およそIELTSスコアは5.0~6.0なければ受講できません。
授業では英語で数学や科学など受ける為英語力が必須となります。
オーストラリアの大学では、日本の大学よりも実践型の授業も多く「Tutorial」と呼ばれる10人~20人くらいの少人数クラスが各科目ごとにあり、ディスカッションやプレゼンテーションの授業を中心に行います。
大学によってはファウンデーションコースで得た単位が認定されるケースもありますので、受験する前に各大学のファウンデーションコースを確認しておきましょう。
一般英語の基礎をある程度学んだ経験があり自信があるが、アカデミック英語に触れた事がなく大学の授業についていけるか心配な人は、EPA進学準備コース/ファウンデーションコース→大学へ進むと良いでしょう。
※場合によってファンデーションコースが必要ない場合もございます。留学エージェントにご相談ください。
英語に自信がある人は、ファウンデーションコースから大学へ進むと良いでしょう。
※場合によってファンデーションコースが必要ない場合もございます。留学エージェントにご相談ください。
オーストラリア各地に学べる学校があります。
また、大学に付属している場合もありその場合は学校の図書館や食堂などを利用できるメリットもあります。
<EPA進学コースを設けている学校の一例>
学校名 | Navitas English (ナビタス イングリッシュ) |
キャンパス | シドニー パース |
公式サイト | https://www.navitasenglish.edu.au/ |
Navitas English Instagram >> | |
Navitas English Facebook >> | |
Youtube | Navitas English Youtube >> |
学校名 | Browns English Language School Brisbane |
キャンパス | ブリスベン ゴールドコースト |
学校公式サイト | https://brownsenglish.edu.au/ |
Browns English Instagram >> | |
Browns English Facebook >> | |
Youtube | Browns English Youtube >> |
学校名 | Langports English College Brisbane |
キャンパス | ブリスベン ゴールドコースト |
学校公式サイト | http://www.langports.com/ |
Langports Instagram >> | |
Langports Facebook >> | |
Youtube | Langports Youtube >> |
10週間~12週間となります。
大学や専門学校の入学時期に合わせ受講すると良いでしょう。
1週間あたり20~25時間程度で月曜~金曜に授業があります。
EAP進学英語コースではディスカッション、プレゼンテーションやエッセイの作り方、ノートの取り方などを行う為、進学してからすぐに役立つスキルが身につくのがメリットでしょう。
一般英語やIELTSコースで入学条件を満たすだけではなく、EAP進学英語準備コースも受講しておく事で専門学校・大学に入学してから無理なく授業に参加できたり、課題もスムーズにこなす事ができます。