オーストラリアの留学生の国籍比率とは？国際色豊かな語学学校で英語を学ぶ

オーストラリアは、日本人からだけでなく世界中の人から留学先として人気のある国です。
実際にオーストラリアにはどういった国籍の留学生が来ているのか、オーストラリア政府の留学生データーを元に解説します。

オーストラリアの留学生の数【2023年1~4月時点】

オーストラリアの2023年1~4月時点の留学生はなんと、59万人以上です。
昨年2022年1~4月と比較をすると27%の増加となっております。

この留学生数を見るだけでも、いかにオーストラリアが留学生に人気で毎年沢山の留学生が勉強に来ているか一目瞭然です。

参考リンク：Australian Government Department Education and Training

2023年度オーストラリアの留学生の国籍比率

1. 中国
2. インド
3. ネパール
4. コロンビア
5. フィリピン

というランキングになっています。

どの留学先でもトップにランクインされる国籍は、中国・インドです。
中国とインドはそもそも国民人口が多い事から、オーストラリアでも1位・2位を占めています。

また多くの中国企業がオーストラリアに進出している事もあり、勉強後の将来的なプランを検討しやすいという事も人気の理由になっています。

昨年2022年度は、南米の方のビザ発給がうまく進んでいなかった事もあり、今年度は138%増しという結果になっています。
その為、以前より南米の方の比率が上がっているという事です。

オーストラリア留学の目的とは？コース別の割合

2023年1〜4月の留学生の入学者数は、約64万8千人というデータとなっています。

留学生がどういったコースに入学・参加をしているかを解説します。

大学進学（Higher Education）の割合

留学生全体の約半分の数は、大学に進学です。

先ほどの留学生の国籍比率のランキングに入っていた中国・インドの留学生はほとんどが大学進学や就職を目的として留学されています。
中国やインドでは英才教育に力を入れており、既に高いレベルの英語力を持っている留学生が多く、語学学校に通う必要がなく、そのまま大学進学をする方が多いです。

従って語学学校で一般英語コースを受講する中国人やインド人をあまり見かける事はほとんどないでしょう。

専門学校（VET）の割合

次に多くの割合を占めているのは、専門学校です。

VETコースは、留学生がビジネスや就職に必要な様々専門知識を学び、スキルを身につける為の教育機関です。
専門学校（TAFE）には、オーストラリア人も多く、韓国人・タイ人・コロンビア人といった国籍の人が増えてくる傾向がございます。
近年では日本人の留学生も、語学＋専門留学のプランで長期的留学する方も増えています。

オーストラリアの語学学校の国籍比率について

留学生全体の国籍比率についてお話ししましたが、語学学校ではどのような国籍比率になっているかをご紹介します。

語学学校では、英語学習をメインの目的とした方たちが集まります。
その為、大学や専門学校の留学生国籍比率が異なります。

都市・学校・コース・クラスレベル・時期によって国籍比率は変動します。
ただし、各語学学校で国籍比率を定期的に確認をしているので、日本人比率など参考程度に、語学学校をご検討ください。

以下の3つ人気の語学学校の国籍比率を参考として見てみましょう。

1.  Greenwich English College
2. Lexis English
3. ELSIS English Language School

①Greenwich English College（グリニッチ イングリッシュ カレッジ）

グリニッチは、オーストラリアの中でも大規模の語学学校で種類豊富な英語コースが開講されている点が特徴的な学校です。

Greenwich Englishの国籍比率について

シドニーキャンパス

1. ラテンアメリカ：31%
2. ブラジル：20%
3. ヨーロッパ：18%
4. 日本：13%
5. 東南アジア：9%
6. その他：9％

その他の国籍；
中国・モンゴル・台湾・香港・マカオ・中東

メルボルンキャンパス

1. ラテンアメリカ：41%
2. 日本：16%
3. ヨーロッパ：11%
4. 東南アジア：10%
5. ブラジル：9%
6. その他：13％

その他の国籍；
中国・モンゴル・台湾・香港・韓国・マカオ・中東

Greenwich English Collegeの基本情報

グリニッジの特徴として、南米の生徒に大変人気がある学校ですがヨーロッパ・アジアからの留学生も多いです。
グリニッジには一般英語コース以外にも、IELTS・ケンブリッジ試験対策コースなどのアカデミックコースやにも力を入れているので質の高い授業が期待できます。

>> Greenwich English Collegeの学校紹介ページ <<
シドニー・メルボルン・ブリスベン ・ゴールドコースト

②Lexis English（レクシス イングリッシュ）

レクシスは、ほんとどのキャンパスがビーチ沿いにありヨーロッパ・アジア・南米など国際色豊かな学校です。

Lexis Englishの国籍比率について

*2023年5月度の国籍比率

サンシャインコーストキャンパス

1. ブラジル：24%
2. 日本：22%
3. コロンビア：14%
4. タイ：10%
5. スペイン；8%
6. トルコ：6%

その他の国籍；
チリ・スイス・アルゼンチン・メキシコ・台湾・韓国・ドイツ
イタリア・ロシア・フランス・チェコ・パラグアイ・ポーランド

パースシティーキャンパス

1. コロンビア：29%
2. ブラジル：14%
3. トルコ：12%
4. 日本：10%
5. タイ：7%

その他の国籍；
アルゼンチン・エクアドル・チリ・イタリア・韓国・ドイツ
スペイン・モンゴル・ベルギー・中国・チェコ・ボリビア

マンリーキャンパス

1. トルコ：18%
2. ブラジル：17%
3. 日本：17%
4. アルゼンチン：13%
5. スペイン：5%
6. コロンビア：5%

その他の国籍；
スイス・チリ・タイ・ペルー・ドイツ・チェコ・イタリア・フランス・スロバキア・ロシア
ベルギー・ベネズエラ・メキシコ・ポーランド・インドネシア・モンゴル・ニューカレドニア

パーススカボロキャンパス

1. ブラジル：23%
2. コロンビア：21%
3. 日本：15%
4. スペイン：8%
5. アルゼンチン：6%
6. トルコ：6％

その他の国籍；
イタリア・タイ・ペルー・エクアドル・フランス・ドイツ・韓国・ベネズエラ・ロシア・チェコ
ベルギー・メキシコ・ポーランド・スロバキア・台湾・モンゴル・フィリピン・ポルトガル

バイロンベイキャンパス

1. 日本：28%
2. スペイン：17%
3. ブラジル：13%
4. スイス：11%
5. チリ：10%

その他の国籍；
タイ・ドイツ・イタリア・ニューカレドニア・台湾・ベルギー・中国
フランス・ハンガリー・韓国・ウルグアイ・コロンビア・トルコ

ブリスベンキャンパス

1. 日本人：20%
2. コロンビア：18%
3. トルコ：12%
4.  チリ：9％
5. スイス：9%

その他の国籍；
タイ・ブラジル・韓国・フランス・ペルー・アルゼンチン
メキシコ・イタリア・エクアドル・台湾・ベルギー・中国・チェコ

ヌーサキャンパス

1. 日本：27%
2. ブラジル：20%
3. スイス：20%
4. スペイン：6%
5. トルコ：6%
6. アルゼンチン：5%

その他の国籍；
タイ・コロンビア・ドイツ・メキシコ・イタリア・韓国
中国・サウジアラビア・台湾・ベルギー・ポルトガル

Lexis Englishの基本情報

レクシスは、世界中から留学生を受けれいており国際色豊かな環境である事が特徴です。
また。キャンパスがビーチ沿いにあり気軽にビーチに行く事もでき、アクティビティも充実しています。
勉強だけでなく遊びの面でも充実した留学生活をおくる事ができる学校です。

>> Lexis Englishの学校紹介ページ <<
マンリー・ブリスベン ・サンシャインコースト・ヌーサ・バイロンベイ・パース・スカボロ

③ELSIS English Language School（エルシス イングリッシュ ランゲージ スクール）

費用を抑えながら、日本人比率が低い学校といえばエルシスです！
エルシスは、英語学習に関連したアクティビティも行っています。

ELSIS English Language Schoolの国籍比率について

ELSISは、基本的には南米率が非常に高くフレンドリーな雰囲気を持つ学校です。
日本人比率は6~10%と比較的低くなっています。
その他の留学生の国籍は、南米・中国・韓国・タイ・ブラジル・ヨーロッパです。

ELSIS English Language Schoolの基本情報

エルシスではEnglish Only Policyが実施されいるため、しっかりと英語に集中する環境が整っています。
エルシスの専門学校が併設されている為、スムーズに専門分野を学ぶことも可能です。

>> ELSIS English Languageの学校紹介ページ <<
シドニー・メルボルン・ブリスベン

国籍比率による雰囲気の違い

国籍比率によって学校やクラスの雰囲気がかなり変わってきます。以下に大まかな地域ごとの留学生の特徴をご紹介させていただきますので、参考までにご覧ください。

ブラジルなど南米の生徒の特徴

南米の生徒が多いクラスでは、授業中はとても賑やかで積極的に発言をする方多いです。
クラスメイト同士コミュニケーションが多く、明るい雰囲気です。
陽気な南米の方の特徴でもあり、いい意味で真面目にかたくなりすぎずに英語を楽しく学んでいこうという姿勢があります。
控えめな日本人にとっては刺激になりますし、クラスのムードを作る重要な国籍の方たちです。

ヨーロッパの生徒の特徴

ビーチ沿いの学校になるとヨーロッパの生徒の比率が非常に高くなります。
ヨーロッパの留学生は、もともと英語力が高い方が比較的に多いです。
英語を話すことに対しての抵抗がなく授業中もクラスメイトともどんどん話をします。
一般英語コースでは、上級レベルに多く、ケンブリッジ検定など試験対策コースの受講を目的として留学される方も多いです。
学習に対しての意識が高く、自分の意見を交換を大事にする文化の方達が周りにいる事で英語力が上がる事間違いないでしょう。

アジアの生徒の特徴

韓国・日本・台湾などアジアの方が多い場合は、一般的に真面目にしっかり講師のいう事に耳を傾けて授業を受けるというのが特徴です。
賑やか過ぎるのが苦手な方や、まだ英語力に自信がない方にとっては授業に集中しやすい環境です。
雰囲気の近いアジア人のクラスメイトがいると、安心感があり比較的すぐに仲良くなりやすいです。

国籍比率の注意点

語学学校の国籍比率を見る際の注意点としては、以下のようなものが挙げられます。

1. 都市や学校によって国籍比率は違う
2. 時期によって国籍比率は変わる
3. クラスのレベルによって国籍比率は変わる

基本的には人気都市には日本人が多くなる傾向があり、田舎の都市に行くと日本人比率は低くなる事が多いです。
ただし、どちらの都市にも日本人比率が低い学校を選択する、都会でも中心地を避けて住むなど選択肢は沢山ございます。

国籍比率も大事ですが、背景として仕事が見つけづらい地域は日本人比率が下がるという事実もございます。
様々な視点から学校を選びを行うと良いでしょう。

>> オーストラリアの語学学校一覧 <<

まとめ

• オーストラリアは人気留学国
• 留学の目的はそれぞれ・豊富な分野コースがある
• 大学・専門学校・語学学校によって留学生の国籍比率は変動する
• 都市・学校・コース・時期によって国籍比率は変動する
• 日本人比率が低い語学学校を選択する事は可能
• 国際色豊かな語学学校を選択する事は可能

国籍比率も大事ではございますが、まずはご自身の目的に合わせた語学学校選びが大切です。
理想・目的・目標にあった都市選定、学校選びの際にコース内容や国籍比率も参考にして最終的に学校決めて頂ければと思います。

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1. 留学費用の予算
2. 将来の目標
3. どのような英語スキルを身につけたいか
4. どのようなコースが最適なのか
5. どのような所に住みたいか

など上記のように、留学生のご希望や理想は異なっています。

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