オーストラリア留学の際に学生ビザの申請時に提出が必要なGTEとは、Genuine Temporary Entrantの略称で、オーストラリアに住むことを目的とするのではなく、学生ビザとしての正当な理由で使用されるかを審査するための基準になります。(学生ビザを不正に利用してオーストラリアに不法滞在しようと試みるものを排除するための基準になります。)
ただ、GTEを証明する方法が具体的にあるというわけではなく、実際の学生ビザの申請時にも2000文字以内の文章でGTE要件を自身が満たしている理由を英作文します。(以前は日本人が学生ビザを申請する際にGTE要件を満たす必要はありませんでしたが、2016年より新しくこの項目が加わりました。)
オーストラリアの移民局の公式サイトにも爆線とした基準しか記述はございませんが、GTE要件を満たしているかどうかは、Minisetrial Direction 69が基準となっています。
The genuine temporary entrant criterion for Student visa applications requires the Minister to be satisfied that the applicant intends genuinely to stay in Australia temporarily, having regard to:
a. the applicant’s circumstances; and
b. the applicant’s immigration history; and
c. if the applicant is a minor ― the intentions of a parent, legal guardian or spouse of the applicant; and
d. any other relevant matter.
-Minisetrial Direction 69-
GTE要件を満たしているかの審査については以下の点が考慮されます。
学生ビザの申請を考えている留学生はGTEを作成する必要があります。このため一般的には以下に挙げる項目が織り込まれている文章を作成することになります。※GTE要件を満たせると保証するものではありません。
入学予定のコースとご自身の過去の学歴・職歴に関連づけて説明できると良いと言われています。
また、学校にはどのような特色があって、なぜその学校を選んだのか、オーストラリアでなぜ留学するのかも説明できるようにしておきましょう。
コース終了後は、日本で就職をする、オーストラリアの大学進学を視野に入れているなどあくまで一時滞在であることも説明しましょう。