ワーキングホリデー・留学をするにあたって海外旅行保険への加入は必須事項です。1ヶ月以上留学する方はもちろん、万が一の場合に備えてワーキングホリデービザで渡航を予定している方は、渡航前に海外旅行保険に加入しておきましょう。学生ビザでの渡航を予定している方は、OSHCと呼ばれる海外留学生保険に加入することが義務付けられています。
日本で加入している公的保険や民間の保険は基本的に海外では適用されないということが多いので、日本での病気や怪我をカバーするものではなく海外で適用されるものを選択しましょう。
損保会社が提供している海外旅行保険です。クレジットカードに付帯されている海外旅行保険です。クレジットカードに付帯されている保険は、基本的に3ヶ月までの保証期間しかないので、ワーキングホリデーや長期の留学の場合は、損保会社が提供している保険に加入しましょう。
医療費だけでなく、盗難・賠償責任・航空機遅延などにも対応している保険があるので、ご家族とご相談の上、補償されるレベルを設定しましょう。
オーストラリアに学生ビザで滞在する場合、OSHC(Overseas Student Health Cover:海外留学生保険)に加入しなければなりません。
この保険は、病気や怪我などの治療費、入院費、救急車の費用などをカバーできる保険で、オーストラリアに滞在する期間分加入する必要があります。
OSHCはオーストラリアの民間保険会社によって取り扱われており、学校によって契約する保険会社は異なっています。(OSHCを取り扱っている保険会社はMedibank Private、Allianz、BUPAなどがあります。)
通常学校手続き時に学費納入のタイミングで保険料を支払いますが、学校によっては個人での申し込み手続きをするようにと案内される学校もあります。
加入は学生ビザ保持者にのみ義務付けられているので、OSHCはコース期間のみではなく、学生ビザの期間中加入する必要があります。
通常コース開始の1週間前、コース終了の4~8週間後までカバーする必要があります。
※学校の延長した場合にはOSHCの期間も延長する必要があります。
OSHCは、医療保険のため、あくまで医療に関わる部分がカバーされています。病気や怪我を原因とした治療や入院時に補償を受けることができます。医師によって行われる治療・血液検査・レントゲン検査、専門医による医療も85%カバーされています。私立病院の場合は、提携している病院でしか保険が適用されない場合があるので注意が必要です。
治療費や検査などは医療費の基準額を超えない限り、OSHCでほとんどカバーされます。しかし、歯科治療やメガネやコンタクトレンズ、盗難・破損などについてはカバー範囲ではありませんので注意が必要です。
また、オーストラリアでの歯科治療はとても高額(歯を削るのだけでも200ドル程度、抜歯は500ドル~)なので、歯に不安がある方は渡航前に歯医者に行って治療しておくことをお勧めします。
OSHCの保険料は、月当たり40〜50ドル、1年間で500ドル程度の金額となっています。
オーストラリアの医療費は、風邪などの体調不良で100ドル~、入院だと800ドル~とかなり高額の医療費が必要になりますので、学生ビザの方はOSHCはもちろんそれ以外の方も「万が一の時のため」に海外旅行保険に加入しておきましょう。
学生ビザの方は、OSHCでは、盗難・破損・事故などの補償はされていないので、海外旅行保険に加入しておくことをお勧めします。
慣れない海外生活では何が起こるかわかりませんし、長期の留学となるとなおさらです。あとで加入しておけばよかった、、、なんてことにならないようにしておきましょう。
ワーキングホリデービザの方は、自身の体調や保険のカバー範囲などを考慮して、留学期間をカバーする海外旅行保険に加入しておきましょう。