オーストラリア留学する日本人が1番伸ばしたい英語力は「スピーキング力」ですよね!
残念ながら留学、海外生活をすれば自然に伸びると思っていたけど、思ったより上手く英語が話せないとお悩みの方は多いのではないでしょうか?
オーストラリアでワーキングリデービザで1年間滞在された方の中にも「1年もオーストラリアに住んだけど英語全然伸びてない……」という方も少なくありません。オーストラリアでスピーキング力を伸ばすにはどのような方法があるのか、本記事はその方法についてまとめてみました。
オーストラリア留学生活をスタートし、学校就学中に多くの方が反省、後悔する事があります。「日本でもう少し英語のリスニングをしておけば良かった」とおっしゃる方が多いです。
オーストラリア滞在中の留学生のリアルな声を少しピックアップしてみましょう。
▼横田大輔さんの体験談から一部抜粋
……….もし、渡航前に戻れるとすれば海外ドラマをひたすら見て分からない単語を調べます(英語字幕で見ます)
気になったフレーズはメモして、自分でも真似して発音も似せていく、シャドーイングと呼ばれていることをやります。なので、もし戻れたら海外ドラマをひたすら見ます!!
「英語は耳から慣らしていく」っていう事をいろんな方が言っていたのを思い出したのですが、実際にオーストラリアに来てから実感しました。時すでに遅しって感じですが。今はFRENDS(フレンズ(ドラマ))を見ています。難しいトピックのドラマではないし、日常会話なのでそのまま使えるし、なんと言っても面白いから、見てて苦じゃない。自分の好きなドラマを見つけて見るのが良いと思いますよ!
▼志萱夕夏子さんの体験談から一部抜粋
今まで「トイレ」の事を「Bathroom」とか「Restroom」ってアメリカ留学してた時も覚えてたし使っていたんですが、働いている時にお客様から「〇▼〇☓・・blablabla toilet ?」って聞かれた時に本当に何を言っているのか全く聞き取れなくて、上司に確認したら、お客様はただトイレを探していただけだったので「こんな英語も聞き取れないのか・・・」って本当に落ち込みました。
エレベーターを「Lift」って言ったり、アメリカ英語とブリティッシュ英語って違うので、Youtube見たりして単語はある程度頭に入れたので、あとはブリティッシュ英語(アクセント)を映画やドラマを見てしっかり伸ばしていきたいと思っています!
上記の体験談でも皆さん仰られているように、英語を沢山聞いてわからない単語を調べたり、真似したり発音をオーストラリア留学中に気付き実践されているという事でした。
映画やドラマで英語を沢山聞き、同じ様に発音したりしたりする英語勉強法は「シャドーイング」といいます。学校以外で英語の自習するのであれば、英語を沢山聞く事に集中し、更にシャドーイングができれば一番効果的なスピーキング上達法だと思います。
「シャドーイング」とは聞き取った英語をそのまま発音する英語スピーキングの勉強方法です。近年日本でも注目されている英語勉強法で発音、スピーキングのリズム、アクセント、文法など総合的に英語習得ができる勉強方法です。
イギリス発祥のCallan(カラン)という勉強方法に少し似ていて、スピーキング上達を助けてくれる効率的な勉強方法だと思います。
スピーキング力をあげようと思った時に重要なのは、なぜ自分のスピーキング力が低いのかを知ることです。一人一人に必ず原因がありますし、個人の英語力はそれぞれ違いますので、全ての人に当てはまる勉強法はありません。
オーストラリア留学中、ワーキングホリデー滞在中の方が良く陥るスピーキング力が上がらない原因をピックアップしました。
日本人の特徴として、自信がない、間違えるのが怖い、発言するのが恥ずかしいという理由でスピーキング力を伸ばすチャンスを失っている人がたくさんいます。
最初から英語ができる人はいませんし、実際にどんどん口に出して練習・実践しないことには英語力は伸びません。
英語が上手く話せない原因の一つとしてボキャブラリーの少なさが挙げられます。
ボキャブラリーというのは単純に「単語」という意味ではなく、よく使うフレーズや定番の文法表現なども含んでおり、これが身についていないと会話の際に簡単な単語の羅列のような話し方になってしまいます。
ボキャブラリーが少ないのであればまずは実用的な単語・よく使う表現を自分の引き出しの中にたくさん持っておく必要があり、ボキャブラリーが増えればリスニング力も上がり会話がスムーズになります。
日本ではもちろん日本語環境ですが、オーストラリアでもかなりの人が気づかない間に日本語環境に浸かっています。
オーストラリアという慣れない環境と寂しさから積極的に日本人の友達を作っていき、気づけば毎日日本語しか話していないなんて事もよくあります。
語学学校に通っている間は必ず英語を話さないといけない環境で四六時中英語を使いスピーキングも伸びていきます。ただ、ワーキングホリデーは自由という事もあり、語学学校を卒業すると周りは友達も仕事場も日本人ばかりなんて状況になる事もあります。スピーキングを伸ばしたいという事であれば、日本語環境からどうにかして抜け出す意識と努力が必要です。
スピーキング力を伸ばすにはいくつかの段階を経る必要がありますが、その中で大事になってくるのが、ネイティブと話す機会を作る事です。語学学校のクラスメイトは、同じくらいの英語力で会話も楽にできますし先生たちはきれいな発音でゆっくり話していますので、それに慣れてしまうと英語は伸びません。また教科書英語や受験英語ばかりをやっている人は、ネイティブが使わないような難しい単語や文法を使ってしまい、不自然な表現で会話をしてしまう事もあります。
スピーキング力が上がらない原因が分かってきたら次は対策です。オーストラリアで実際にスピーキング力を上げるにはどのような方法があるのでしょうか?効果的だと思われる方法をいくつか上げておりますので参考にしてみてください。
1番の近道は語学学校で正しい英語を学ぶことです。語学学校では英語力が低い留学生の為にしっかりとカリキュラムが組まれておりレベル別のクラス分けや実践的な会話の授業などでスピーキング力向上が期待できます。
語学学校生活の注意点は、授業中に受け身になりすぎないことです。積極的に授業に参加して、日本人以外の友達と仲良くなって英語を使える環境を自分から作っていきましょう!
また語学学校によっては、スピーキングや会話の授業をより多く取り入れている学校があったり選択授業での会話・発音クラスや放課後のアクティビティによってスピーキングをより伸ばせる学校もあります。
(A)La lingua Language School / ラ・リングア ランゲージスクール
一般英語コース(会話中心)が開講されており、文法中心の授業を受けるコースと言うよりグループディスカッションやトピックカンバセーションなど話す・聞くを中心に授業構成されています。スピーキングを伸ばしたい方にとっては最適なコースと言えるでしょう。
(B)Cass Training International College(CTIC)
キャストレーニングが開講している、「リアルイングリッシュ(Real English)コース」は会話中心のカリキュラムになっており、英語初級者では無く更に英語のスピーキング、リスニング能力を向上させたい方にとっては魅力的なコースになります。実践的な英会話を学べますので、ワーキングホリデー渡航者のお仕事探し前に本コース受講して準備するのも理想的です。
他にもスピーキングに特化したコースを開講している学校ございますので、お気軽にご相談下さい。
外国人の友達を作ることは英語を話す機会を増やす意味でも大変重要ですし、海外生活を楽しむためには異国の文化を学び共に楽しい時間を過ごすことで充実したオーストラリア生活を送ることができるでしょう。
英語ができない方は特に日本人の友達を作りがちですが、遊ぶ時も必ず外国人の友達を誘ったりすることで友人関係が広がったり英語力の向上も期待できます。語学学校でできた友達と仲良くなって、オーストラリアの観光地や週末一緒に出かけたり、積極的にアプローチしていきましょう!
スピーキング力向上のためには、とにかく英語を口から出す(話す)ことが大事になります。
せっかく語学学校で英語を使っていても、放課後や週末で日本人の友達とずっと英語を話していてはスピーキング力の向上は期待できません。
オーストラリア留学業界で良く言われていることとして、最初のスピーキング力が0すると
次の週からはまた最初と同じほとんど0の状態からスタートすることとなり、この繰り返しを何ヶ月続けても英語に慣れることはできますが大きく英語力が上がることはないでしょう。
オーストラリアには各都市でたくさんの【Meetup(交流会イベント)】があります。
英語を学びたい人と、日本語を学びたい人がお互いの言語を教えあったりして交流するイベントです。
日本語だけでなく、様々な言語の人と交流できるmeetupも多くそのイベントの規模はパブを貸し切ったり、カフェで少人数であったりと様々です。みんなでお酒を飲みながらワイワイしたいのであれば、パブでの交流会、お昼に静かなところで落ち着いて話したいのであればカフェでの交流会がオススメです。
meetupで検索すると本当にたくさんの交流会が定期的に行われています。スポーツに興味があれば、ヨガ・ランニング・テニス・ウォーキングなどの集まりに参加できますし、写真・カフェ・お酒などの趣味で繋がるもの、ビジネスの繋がりを目的とした異業種交流会のようなmeetupまで様々あります。
meetupにも様々なジャンルがあり、お仕事、キャリアに関連したミートアップも多く開催されています。meetupの集まりをきっかけに今のローカルジョブに繋がった、という方もいます。長期留学生も友達と一緒に参加されている方も多いのでオーストラリア滞在中には是非チャレンジしてみましょう!
英語の勉強法としての定番は、洋画を見ることですが、実用的なネイティブの英語を聞けて映画も楽しめるということでお手軽な勉強法ですよね。
洋画で勉強したい方のお勧めポイントですがこちら!
1のポイントは、英語力が低いうちから映画をたくさん見ても聞き流しているだけになり英語を収集することができません。字幕をつけてもわからない単語ばかりで、毎回辞書で調べているうちに2時間の映画が何時間たっても見終わらない・内容が結局わからないということになりかねません。
1と2のポイントをまとめると、セリフの少ないアクションやホラー・話の内容が難しい映画は避けて、比較的使っている英語が優しく内容もわかりやすいコメディ・ラブストーリー・ディズニーなどファミリー向けの映画がお勧めです。
3のポイントは、英語音声でリアルなネイティブの英語を聞き、アクセントや表現に慣れて耳を慣らすことができます。英語字幕をつけることで聞き取りにくい言葉も時によって理解できますし、新しい単語や表現を覚えることも可能です。英語字幕が難しいということであれば、まずは日本語字幕から始めて、英語力の伸びとともに英語字幕に切り替えてみてください。
オーストラリアは英語力・スピーキング力を伸ばすためには最適な環境が用意されていますが、本当にスピーキングが伸びるかどうかは本人の努力と気持ち次第です。
スピーキング伸びない原因と、それを改善する方法についてまとめてみましたがオーストラリア生活で英語力を伸ばし充実した経験となるようにぜひ参考にしていただければと思います。