近年グローバル化が進む日本社会では、
これまで単一化されていた環境とは一変し、多様性が求められる社会となりつつあります。
そういった背景から大学の進学を検討するにあったて、
日本国内だけではなく海外で進学を考える人が増えています。
特に留学先にとても人気のあるオーストラリアでは、
世界の中でも非常に水準の高い教育制度が設けられており
語学学校で英語を学ぶだけではなく、
経済・看護・会計・調理・IT・法律
教育・工学・フィットネスなど
バリュエーション豊富なコースが提供されています。
ただし、実際オーストラリア大学進学をする事を検討し始めると
日本の大学との違いなどが1番気になるかと思います。
そこで当記事では、オーストラリアと日本の大学を比較し
いったいどういった所が異なっているのかをお話します。
オーストラリアの大学には次の2つの種類があり、
日本と比べると少ないですが、合わせて43の大学がオーストラリアにございます。
オーストラリアの教育水準は非常にクオリティーが高い事から世界から認めらています。
オーストラリアでは、その質の良い教育のシステムを継続する為に
AQF(Australia Qualification Framework)と呼ばれる
教育水準認定機関により定められた法律で
常に良い教育環境を一定に保つ取り組みを行っています。
オーストラリアは世界中の人たちが暮らしたいと思う素敵な環境で、
長年様々な国籍の方が共存して住んでいます。
実はオーストラリアに住む人の約4分の1は、
オーストラリア国外で生まれた人でしめている程です。
また他の国と比較して移民が非常に多い為、
様々な国籍のバックグラウンドを持つ方々と出会えるのですごく刺激的です。
これは大学も同じで、
オーストラリアの大学生の約20%は100カ国以上からの多国籍な留学生です。
学業だけではなく異文化れ合いながら生活ができるので、
視野も広がり自然と柔軟性が身に付くところが
日本との最大の違いと言えるでしょう。
オーストラリアの大学では日本とは違い、
基本的に就学期間は3年間です。
日本の大学で習う教養課程は高校2〜3年で学び、
大学では専門分野を勉強する流れなので、
日本より1年間短いです。
オーストラリアにはセミスターと呼ばれる学期制度があります。
日本でいう前期・後期のような仕組みで
2月末から6月末までが前期・7月末から11月末までが後期となっています。
オーストラリアは日本とは季節が逆である為
前期が終わる7月頃にウインターホリデーがあり、
後期が終わる12月から1月にサマーホリデーがあります。
長期のホリデーの期間には日本の大学生と同じように
旅行に出かけたりアルバイトをたくさんしてしっかり学費を稼ぐというのが一般的です。
オーストラリアの大学システムは別記事でも、詳しくご説明しています。
気になる方は・・・こちら
【3分で理解!】オーストラリアの大学システムと教育制度 >>
実際にいくつかのオーストラリア大学は、
世界大学ランキング(Times Higher Education World University )で
TOP150に9校ほど常にランクインしています。
またオーストラリアでは、
The Group Of Eight(Go8)と呼ばれる名門大学8校が存在し、
世界大学ランキングにも常に上位にランクインしています。
実際世界ランキング上位にランクインしている大学をみてみましょう。
参照:QS World Universities Ranking
Group of Eight(GO8)について気になる方は・・・・こちら
オーストラリアの大学一覧 州別
日本の大学 | オーストラリアの大学 |
大きな講義室で教授の話を聞きにノートを取る | 2つの授業スタイル ・大きな講義室でレクチャー ・少人数でチュートリアル 質問や議論をする |
受け身の授業方式 | 生徒が積極的に授業に参加型 |
朝から夕方まで授業 | 授業時間は比較的短い ・大量の課題が出されるので自習時間が大事 |
オースラリアの大学の図書館では、沢山の学生がいつも勉強をしています。
将来のためへの勉強に対する熱意が強く・意識が高い学生が多く見られます。
オーストラリアの大学でも日本と同じように同じ趣味や共通点がある人たちが集まるグループ活動があります。
オーストラリアでは沢山の種類のグループがあります。
日本のように1つ2つだけに参加するというよりは、
興味のあるもの全て参加するという学生も多いようです。
例えば、日本が好きな人たちが集まるグループでは、
定期的に日本食パーティーを開いたり・居酒屋で飲み会をしたりします。
日本語を学ぶランゲージエクスチェンジを
開催するグループなどに参加をする事によって
同じ共通点を持った人たちと仲良くなるチャンスもあります。
少しでも興味のあるサークル・グループに積極的に参加して友達を増やすと留学生活が充実する事は間違い無いでしょう。
オーストラリアの大学は
日本のように各大学で入学試験はありません。
ただし日本の高校を卒業してすぐにオーストラリアの大学に入学する事が難しい場合、
ファウンデーションコースと呼ばれる大学準備コースが提供されている機関もあります。
ファウンデーションコースでは、
大学入学前に必要なアカデミックの英語の基礎知識やプレゼンテーションなどのスキルを学ぶ事が可能です。
大学準備コースは、日本と異なった授業スタイルに事前に慣れる機会でもとても大切です。
ファウンデーションコースを受講する為の
英語力の入学条件が満たない場合は、
語学学校で一般英語コースや語学学校のEAPコース(English for Academic Purpose)に
数ヶ月から1年程通う必要がある場合もあります。
オーストラリア大学の流れについて別記事で詳しくご紹介しています。
気になる方は・・・こちら
【2021年最新】オーストラリア大学進学の流れについて
オーストラリアの大学に通う場合の学費は一般的に年間で約150〜200万円程度です。
名門大学・理系・私立大学の場合は、費用は高くなる傾向があり約200〜500万円です。
学費に関しては大学や学部により異なりますので大学入学をお考えの方は、しっかりと計画を立てることが必要となります。
オーストラリアの大学を卒業すると1年半〜2年の卒業ビザを申請できる権利を得ることが可能です。
この期間に長期で働くことが可能になるので、長期就労ビザや永住権を目指す方も沢山いらっしゃいます。
大学に通う期間は学生ビザでの滞在になるので、法律により就労は2週間で40時間までと定められていて
ワーキングホリデーのビザで就労ビザを出してくれるところを見つけるのは非常に難しいですので
オーストラリアの大学で就学し卒業ビザを取得する事で
長期就労や永住権に向けてのチャンスがぐんと広がります。