近年更にグローバル化が進む日本社会では、これまで単一化されていた社会環境とは一変し多様性を重視されています。
そういった背景から、大学進学は日本国内だけで検討するのではなく、海外への進学もオプションとして視野を広げる方が増加傾向にあります。
特に留学先としてオーストラリアは、とても人気があります。
オーストラリアが留学先の人気国な理由は、
オーストラリア大学進学をする事を検討し始めると「日本の大学とオーストラリアの大学の違い」が気になる方も多いのではないでしょうか?
そこで、オーストラリアと日本の大学を比較し、一体どういった点が異なるのかを解説します。
オーストラリアの大学の特徴を確認をしながら、日本の大学と比較してみましょう。
オーストラリアの大学には、国公立大学と私立大学の2つの種類の大学があります。
また、日本と比べると学校の数は少ないですが、およそ43の大学がオーストラリアに存在します。
日本 | オーストラリア |
---|---|
大学の数 793 |
大学の数 43 |
オーストラリアの教育水準は非常にクオリティーが高い事から世界から認めらています。
オーストラリアでは、その質の良い教育のシステムを継続する為にAQF(Australia Qualification Framework)と呼ばれる教育水準認定機関により定められた法律で、常に良い教育環境を一定に保つ取り組みを行っています。
実際にいくつかのオーストラリア大学は、世界大学ランキング(Times Higher Education World University )でTOP150に9校ほど常にランクインしています。
またオーストラリアでは、The Group Of Eight(Go8)と呼ばれる名門大学8校が存在し、世界大学ランキングにも常に上位にランクインしています。
参照:QS World Universities Ranking
オーストラリアは、世界中の人たちが暮らしたいと思う素敵な環境で、長年様々な国籍の方が共存して住んでいます。
実は、オーストラリアに住む人の約4分の1は、オーストラリア国外で生まれた人で占めています。
また、他国と比較しても国内に移民が非常に多い為、様々な国籍のバックグラウンドを持つ方々と出会える環境であり刺激的です。
これは大学での学習環境も同じで、オーストラリアの大学生の約20%は100カ国以上からの多国籍な留学生となっています。
その為大学生活では、学業だけではなく、異文化れ合いながら生活ができるので、視野も広がり自然と柔軟性が身に付くところが日本との最大の違いと言えるでしょう。
日本の大学就学期間が平均的に4年間に対して、オーストラリアの大学就学期間は、基本的には3年間です。
日本の大学の1年目で学一般教養課程は、オーストラリアでは高校2〜3年で既に身につけているという認識なので日本より1年間短くなっています。
※学科によっては学習内容が深くなり単位数が多い事から、3年間以上になるコースもございます。
日本 | オーストラリア |
---|---|
平均4年間 | 平均3年間 |
また、オーストラリアにはセミスターと呼ばれる学期制度があります。
日本でいう前期・後期のような仕組みで、以下のようなイメージです。
オーストラリアは日本とは季節が逆である為、前期が終わる7月頃にウインターホリデーがあり、後期が終わる12月から1月にサマーホリデーがあります。
長期のホリデーの期間には、日本の大学生と同じように旅行に出かけたりアルバイトをたくさんしてしっかり学費を稼ぐというのが一般的です。
基本的にに日本での学習方法とオーストラリアの学習方法は対照的です。
日本の大学 | オーストラリアの大学 |
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大きな講義室で教授の話を聞きにノートを取る事がメイン | 2つの授業スタイル ・大きな講義室でレクチャー ・少人数でチュートリアル 質問や議論をする |
受け身の授業方式 | 生徒が積極的に授業に参加型 |
朝から夕方まで授業 | 授業時間は比較的短い ・大量の課題が出されるので自習時間が大事 |
また、オースラリアの大学の図書館では、沢山の学生がいつも勉強をしており、将来のためへの勉強に対する熱意が強く・意識が高い学生が多く見られます。
オーストラリアの大学でも日本と同じように、同じ趣味や共通点がある人たちが集まるグループ活動があります。
オーストラリアでは沢山の種類のグループ・サークルが存在します。
日本のように1つ2つだけに参加するというよりは、興味のあるもの全て参加するという学生も多いようです。
「日本」が好きな人たちが集まるグループでは、定期的に日本食パーティーを開いたり・居酒屋で飲み会をしたりします。
日本語を学ぶランゲージエクスチェンジを開催するグループなどに参加をする事によって、同じ共通点を持った人たちと仲良くなるチャンスもあります。
少しでも興味のあるサークル・グループに積極的に参加して友達を増やすと留学生活が充実する事は間違い無いでしょう!
オーストラリアの大学は、日本のように各大学で入学試験はありません。
ただし、日本の高校を卒業してすぐにオーストラリアの大学に入学する事が難しい場合、ファウンデーションコースと呼ばれる大学準備コースが提供されている機関もあります。
ファウンデーションコースでは、大学入学前に必要なアカデミックの英語の基礎知識やプレゼンテーションなどのスキルを学ぶ事が可能です。
ファウンデーションコースを受講する為の英語力の入学条件が満たない場合は、語学学校で一般英語コースや語学学校のEAPコース(English for Academic Purpose)に
数ヶ月から1年程通う必要がある場合もあります。
オーストラリアの大学に通う場合の学費は、一般的に年間でおよそ250〜450万円程度です。
名門大学・理系・私立大学の場合は、費用は高くなる傾向があります。
学費に関しては、大学や学部により異なりますので大学進学のご検討されている方は、しっかりと計画を立てることが必要となります。
ただし、オーストラリアの大学には、条件ありの返済不要の奨学金制度などもあるので、出願時に応募される方も多いです。
日本 | オーストラリア |
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60〜100万円/年間 | 250〜450万円/年間 |
オーストラリアの大学を卒業すると、1年半〜2年の卒業ビザを申請できる権利を得ることが可能です。
この期間に長期で働く事が可能になるので、長期就労ビザや永住権を目指す方も多いです。
大学に通う期間は学生ビザでの滞在になるので、法律により就労は2週間で48時間までと定められていてます。
また、ワーキングホリデーのビザで就労ビザを出してくれるところを見つけるのは非常に難しいです。
その為、オーストラリアの大学で就学し卒業ビザを取得する事で、長期就労や永住権に向けてのチャンスがぐんと広がります。
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