日本の看護専門学校もしくは、医療短大を卒業し看護師資格を保持している方が、オーストラリアで看護留学する方法をご紹介します。
そもそも、オーストラリアで看護師になるためには、こちらの2つが必要です。
日本で看護師資格を持っていない人は学位取得に3年間かかりますが、看護専門学校も、短大、高校のいづれか卒で看護師資格を保持していると、2年で取得することができますよ!
といっても、やっぱり大事になってくるのは英語力。
そこで、看護師資格取得に必要な”英語力”はどのように判断されるのかから、ご紹介します。
オーストラリアで正看護師として働くためにはIELTSアカデミック7.0以上が必要です。
日本では、TOEIC・TOEFL・実用英語技能検定(英検)といった資格が一般的ですが、残念ながらそれら3つの全てのテストは、世界で英語能力を判断する為には不充分です。
IELTS検定試験は、現在140ヵ国以上の国で、合計10,000以上の機関が認定しており世界的に認められています。
オーストラリアの専門学校・大学ほとんどの教育機関では、IELTS の点数5.5 ~ 7.0以上のスコアが入学条件になっています。
IELTS | レベル | |
---|---|---|
IELTS・TOEIC・TOEFL・Cembridge等 試験対策コース | 4.0 ~ 5.0 | Upper Intermediate |
専門学校 | 5.0 ~ 5.5 | Upper Intermediate |
ビジネスカレッジ | 5.0 ~ 5.5 | Upper Intermediate |
ファンデーションコース(大学進学準備コース) | 5.0・6.0 ~ | Advanced |
TAFE(職業訓練専門学校) | 5.5 ~ 6.0 | Advanced |
大学 | 6.0・7.0 ~ | Upper Advance |
大学院 | 6.5・7.0 ~ | Proficient |
その為、オーストラリアで正看護師になるためには、まず語学学校でIELTS7.0以上を目指すことが必要になります。
そのためまずは、英語力の個人差はありますが、12-24ヶ月は語学学校で英語の勉強をすることになります。
IELTSについては、詳しくこちらのページで紹介しているので、合わせてご覧ください。
次に、オーストラリア看護師認定協会指定の条件を満たす方法をご紹介します。
日本で看護師資格を取得していても、高校・専門・短大卒業の場合は、オーストラリアで看護師として働くことはできません。
ちなみに、4年生大学で看護師資格を取得している場合は、試験とオリエンテーションをクリアすればオーストラリアで正看護師になることができます。
ただ、全く意味がない訳ではないのでご安心ください。
本来学位取得まで3年間かかるところを、コンバージョンコースと呼ばれる2年間のコースに編入し、2年間で正看護師資格を取得することができますよ!
これらを踏まえて、短大・専門学校・高校で看護師資格を取得した人がオーストラリアで看護師になるまでの流れは以下となります。
こちらの流れでオーストラリアで正看護師として働くことができるようになります。
審査をクリアした後にオリエンテーションを全て受けると、晴れてオーストラリアで看護師として登録、勤務することができます。
オリエンテーション自体はとても簡単で、会場に行く必要もなく、オンラインで受講可能です。
2パートに分かれています。
一度に受講しなくてもよく、一時停止をしながら既定の日数内に受講完了すればOKですよ!
これで、オーストラリアで看護師として働くことができます。
看護留学を経て看護師になる場合、大学在学中に必ず医療機関での実習があります。
2021年度以降、実習に参加するためには、ワクチン接種を前提にしている医療機関がほとんどです。
その為、コロナワクチンを接種しておくとスムーズともいえるでしょう。
ワクチン接種については、考え方があるかと思いますので、オーストラリア留学ネットの窓口でご相談ください。