オーストラリアでは会計年度が7月1日から翌年の6月30日締めとなっており、オーストラリアで収入があった人は必ずタックスリターンの申請手続きが必要となります。収入がない方でもTFN(タックスファイルナンバー)を持っている方は、Non-Lodgement Adviceを提出しタックスリターンが不要である旨を提出しましょう。
タックスリターンでは、「MyGov」という政府のオンラインサービスを使用するので、タックスリターン申請時期の前に、MyGovの準備をしておく必要があります。
タックスリターンについては以下の記事で解説していますので、参考にしてください。
オーストラリア政府が提供するオンラインポータルで、MyGovから政府のサービスや情報へアクセスができます。オーストラリアの市民や居住者は納税申告、メディケア、センターリンク、子供のサポートなどの様々な政府サービスをオンラインで利用可能です。
留学生やワーキングホリデーの方は主にATO(Australian Taxation Office)とご自身のMyGovアカウントをリンクさせて、タックスリターンの申請を行うときに必要となります。
タックスリターン申請時期になるとご自身のMy govのATOセクションに、申請リンクが貼られますのでそこから申請手続きを行います。
【STEP1】 MyGov公式サイトから新規アカウントを作成します
【STEP2】「Emailで作成」を選択
【STEP3】 下の2つにチェックして、次へ
【STEP4】 Emailアドレスを入力して、次へ
【STEP5】 Emailアドレスに送られたコードを入力し、次へ
【STEP6】 携帯番号を入力し、次へ
【STEP7】 パスワードを決めて、2回入力し、次へ
【STEP8】 秘密の質問と答えを決めます、3回繰り返します
【STEP9】ご自身のユーザーネームとメールアドレス(ログインする際にどちらでも使用可能)を確認し、次へ
お疲れ様でした、アカウント作成は完了です。ホーム画面の「Profile」から住所や電話番号などの個人情報を更新できますので、時間があるときに完成させましょう。
タックスリターンをご自身で行うためには、MyGovとATO(Australian Taxation Office)をリンクさせる必要がございます。
その他にも、ATOとリンクさせることで以下のことがオンラインで確認できるようになります。
注)初めてタックスリターンの申請をする方は下の「ATOとのリンクが上手くできない、初めて申請する方のための方法」をご参照ください。
【STEP1】 ホーム画面から「Link a service」を選択します
【STEP2】 「ATO」を選択します
【STEP3】 下までスクロールし、次へ
【STEP4】 ご自身の名前と誕生日が合っているか確認、個人情報を入力
【STEP5】 下記選択肢から2つ選択し、情報を入力
これで、ご自身のMyGovとATOがリンクされたので、タックスリターンを行う準備は完了です。
先ほどご説明した方法の[STEP5]で入力する情報が不足している、初めての申請でATOにご自身の情報がないために、MyGovとATOをリンクできない方もいらっしゃいます。
その場合はLinking Codeを発行してもらい、そのコードを入力してATOとリンクさせる必要があります。以下の番号に電話をかけて、Linking Codeを取得します。
13 28 61
その際に本人確認のための質問がいくつかありますので、準備しておきましょう。
リンキングコードは読み上げてもらえますが、心配な方はテキストメッセージでも送ってもらえますので安心です。
ATOに電話をかけたけど英語が分からなかった、英語での電話は苦手など英語力に不安がある方は日本語通訳サービスを利用すこともできます。
131450
まず初めにどの言語を希望するかを英語で聞かれるため、「Japanese Please」と伝えましょう。
日本人の通訳者と繋がりますので、リンキングコードをもらうためにATOに電話をかけたい旨を伝えると、通訳者がATOへと繋いでくれます。
ATOとつながりましたら、あとは全て通訳してくれますので、上記に記述した内容(名前・生年月日など)を日本語で伝え通訳してもらいましょう。
リンキングコードを取得しMygovとATOのリンクが無事にできましたら、いよいよタックスリターンの準備が完了ですので、ご自身で申請を行う場合はオンラインで行ってきます。
毎年10月31日がタックスリターンの申請期限となっていますので、忘れずに手続きしましょう。また、Linking Codeを利用してMyGovとATOをリンクさせる場合、コードは24時間のみ有効となりますので、注意してください。