近年オーストラリアで看護留学をする方が増えている背景には、様々な目的があります。
例えば、世界の舞台で働きたいという夢からオーストラリアで正看護師を目指す方や、オーストラリアでは看護師が不足している職種である為、永住権への道が切り開けるチャンスを掴もうとしている方、日本で正看護師として働いていて、キャリアアップの為に海外で違った経験値をつみたい方、と十人十色です。
本記事では、一体どういった看護コースがあるのかをご紹介します。
大きく分けると4つコースがありますが、実はどのコースを受けるかによって、学位や仕事内容が変わります。
では、オーストラリアではどういった看護学科システム概要をご説明します。
オーストラリアの大学で看護留学を行う上で、基礎情報・概要をご紹介します。
オーストラリアで正看護師を目指されている方は、大学にてBachelor Degree（学士号）を修了をする必要があります。
基本的には、正看護師のコースはフルタイムの3年間です。
日本で既に看護師資格を保持されている方も、オーストラリアで正看護師として働く為には、大学で看護コースを修了し資格を取得する必要があります。
また、オーストラリアで正看護師として働く為には、非常に高いレベル英語が必須です。
例えば、大学の看護学科コースへの入学条件は、他と比べて特に厳しくIELTSスコア 7.0です。
| 学位 | Bachelor Degree（学士号） |
|---|---|
| コース期間 | 3年間程度 |
| 英語入学条件 | IELTS 7.0 （アカデミック・モジュール） |
その為、一般的に看護コースに入学する前に、語学学校や大学進学コースで英語力を身につけてから大学へ進学する留学プランが主なケースが多いです。
沢山看護師のコースがある中でもこのBachelorコース（学士号）は、直接的に永住権を目指す事が道という認識となるでしょう。
オーストラリアの専門学校で看護留学を行う上で、基礎情報・概要をご紹介します。
オーストラリア政府公認の専門学校では、VET(Vocational Education Training)コースと呼ばれる、専門的な技術や知識を学ぶ事ができる、DiplomaコースやCertificateコースが提供されています。
留学生のみではなく、卒業後に専門的な職を検討しているローカルのオーストラリア人にも、大変人気があります。
また、専門学校で修学の後、大学進学・編入を目指す方も多くいます。
オーストラリアで准看護師を目指されている方は、専門学校でDiplomaの学位を修了する必要があります。
オーストラリアのTAFE（テイフ）と呼ばれる州立の職業訓練専門学校や、プライベートカレッジ（私立専門学校）の専門学校でコースを受講する事が可能です。
准看護師資格を取得する為に、基本的に専門学校にて1.5年間のコースに通い専門知識・スキルを身につけます。
| 学位 | Diploma Degree |
|---|---|
| コース期間 | 1.5年間程度 |
| 英語入学条件 | IELTS 7.0 （アカデミック・モジュール） |
准看護師の主な仕事は、正看護師のサポートを行う事で、オーストラリアで仕事をする事は可能ですが、直接永住権を目指せるコースではありません。
オーストラリアでアシスタントナーシ(介護士)を目指されている方は、Certificateと呼ばれるスキルコースの資格を修了する必要があります。
CertificateコースもDiplomaコースと同様、オーストラリア政府公認・認定のVET(Vocational Education Training)コースと呼ばれる専門的な技術や知識を学ぶ事ができるコースです。
オーストラリアでアシスタントナースになる為には、基本的にCertificateIII以上のコースを卒業する必要があります。
アシスタントナースコースの就学期間は、およそ4ヶ月間〜6ヶ月間程度で、他の看護コースより短めの就学期間です。
また、比較的入学条件も優しいです。
専門学校よってIELTS4.5〜5.5レベルと少し変動はございますが、医療業界入門の方へ人気です。
また就学卒業証明証を持つことによって、主に高齢者施設などでの仕事探しをする際に効果的で仕事が見つけやすくなります。
| 学位 | Certificate |
|---|---|
| コース期間 | 4~6ヶ月間程度 |
| 英語入学条件 | IELTS 4.5〜5.5 |
Health service assistance(acute care)コースを就学の場合は、高齢者施設だけではなく、病院での就職の可能性もあります。
全ての看護専門学校が提供できている訳ではございませんが、いくつかの語学学校ではワーキングホリデーの方を対象としたアシスタントナースコースも開講しています。
TAFE州立専門学校で学習をおこなってから、ワーキングホリデービザに切り替えて活躍されている方も多くいます。
人気のアシスタントナースコースをご紹介します。
| Charter Australia | ワーキングホリデーでスタディーandワークプログラム コース詳細を確認する >> |
| KCA Education | ワーキングホリデ対象アシスタントナースコース コース詳細を確認する >> |
| TAFE | 学生ビザで州立専門学校でローカル学生と一緒に修学 コース詳細を確認する >> |
基本的に看護学科で教えている講師たちは経験豊富で実体験を元にした学習ができ、とても吸収しやすい環境です。
授業構成は、講義と実技の２種類あります。
経験を重視するオーストラリアでは、授業内容は、実践的なものが多く卒業後に一人前のナースとして仕事場に出ても問題ないように、しっかりと知識とスキルを身につける事を目的としています。
例としてTAFE専門学校で学ぶ内容の一覧を下に写真があります。
など、実際に医療福祉の現場で働くためのコミュニケーションスキルを身につけるという授業です。
現場で患者さんや正看護師の方や同僚など様々な人々とスムーズにコミュニケーションが取れるというところも重要になっています。
学校・コースにより、内容は少し異なる部分はありますが医療福祉の現場を経験したい人にとって最適なコース内容です。
オーストラリアで看護を学ぶというのは、国際色豊かな環境で確かなスキルと知識を身につけて大きな社会貢献ができ大変素晴らしい経験となるでしょう。
また、正看護師・准看護師・アシスタントナースのお仕事は、ワーキングホリデーなどでレストランなどの飲食店で働くよりもはるかに給料がいい事も大事な要素の1つだと言えるでしょう。
日本で看護師の経験がある方も、将来的にオーストラリアで看護の仕事がしたい方もオーストラリアで看護コースを検討してみられてはいかがでしょうか？
看護コースに関するお問い合わせも受け付けておりますのでお気軽にご相談くださいませ。
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